基礎講座、講演会

第12回講演会

日時
2016年12月12日
場所

主婦会館プラザエフ クラルテ

参加費用
講演テーマおよび講師
  • 『植物への光の作用とその利用~青果物鮮度保持への利用を中心にして~』

    株式会社 四国総合研究所 化学バイオ技術部 部長 石田 豊 氏

    植物の多くは生育に光を必要としているが、農業の現場ではより植物工場に代表されるようにより積極的な光利用が進んでいる。一方、青果物の生産や流通において、収穫後の鮮度保持は非常に重要である。その手段として冷蔵やフ ィルム包装が主に用いられてきたが、青果物の流通が多様化する中で、新たな鮮度保持技術が求められている。 演者らは、近赤外光照射による青果物鮮度保持技術を開発した。植物に対する光の作用とその利用について概説した後、近赤外光照射による青果物鮮度保持技術について紹介する。

  • 『メタゲノム解析の基本的仕組みと今後について』

    MyMetagenome 株式会社 CEO 兼 東京農業大学客員教授 矢嶋 信浩 氏

    次世代型高速 DNA シークエンサーの登場により、培養を介さずに菌叢構造全 体の DNA レベル解析が可能となり、メタゲノム解析と呼ばれています。
    (1)16SrRNA 遺伝子による菌種組成解析、(2)分離培養された細胞株の個別ゲノムデータ解析、(3)メタゲノムによる遺伝子解析の3手法が柱です。
    現在は、①操作が容易、②多数の分離細菌株の 16S 配列のデータベース化、 ③構成菌種の 16S 遺伝子可変領域の一括シークエンスが可能、などを理由に(1)を 中心に広義のメタゲノムデータ解析が進められています。将来は、(1)に代わって (2)、(3)が国際基準 になると予測されています。

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