基礎講座、講演会
第11回 講演会
- 日時
- 2015年12月16日
- 場所
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主婦会館プラザエフ クラルテ(地下2階)
- 参加費用
- 講演テーマおよび講師
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『通電加熱技術の水産物加工への活用(農林水産技術会議プロジェクト研究による取り組みのご紹介)』
国立大学法人東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科 食品品質設計学講座 教授 岡崎 惠美子 氏
通電加熱は電気抵抗体である食品が通電により自己発熱して加熱される仕組みであり、かまぼこの加熱技術として1990年代に日本で実用化に成功したものですが、一般的な水産物では形状が不揃いで組織が脆弱なものが多く、連続的な電気的処理が難しいと考えられてきました。 しかし、(1)比較的短時間での均一加熱(2)美味しさ成分の保持など高品質化 (3)省エネ、省コストなどの優位性が見直され、農林水産省プロジェクト研究 により実用化に向けた取り組みが行われています。 本講演では、これらのいくつかについてご紹介します。
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『機能性乳酸菌による最新のヨーグルト開発について』
国立大学法人東北大学大学院 農学研究科 生物産業創成科学専攻 食品機能健康科学講座 動物資源化学分野 教授 齋藤 忠夫 氏
わが国の機能性乳酸菌研究は世界のトップを走っています。 平成3年に特定保健用食品(トクホ)が創設され、平成27年9月4日現在では、実に 1191品目に登っています。この中には、乳酸菌やビフィズス菌の優れた菌株を使用した機能性ヨーグルトが認可されています。 また、最近では LG21、R-1、PA-3、SP、LB81、BB536、BE80 など菌株番号を 誇示した沢山の機能性ヨーグルトが市場を席巻しています。 これらの開発の経緯などを紹介し、今後期待される機能性乳酸菌の応用例などについて考えて行きたいと思います。
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