基礎講座、講演会

第9回 講演会

日時
2015年11月04日
場所

大阪産業創造館(イベントホール4階)

参加費用
講演テーマおよび講師
  • 『微量金属分析における“キレート型固相抽出”前処理技術』

    (一財)日本食品分析センター 彩都研究所 無機分析課 主任 座間 俊輔

    食品中に多く含まれるナトリウム、カリウムなどの無機塩類は、微量金属の分析を行う上で 妨害となります。そこで近年、各種公定法に採用されているキレート型固相抽出技術を食品分析の前処理に適用した事例についてご紹介いたします。

  • 『体内時計を調節する食品成分の探索』

    (一財)日本食品分析センター 彩都研究所 機能科学研究チーム 主任研究員 吉田 泉

    体内時計は生物個体が持つ約24時間周期でリズムを刻むシステムです。不規則な生活で体内時計が乱れると、生活習慣病など様々な疾患リスクを上昇させることが明らかになってきました。今回、体内時計を積極的に調節する食品成分の探索法をご紹介いたします。

  • 『食品に含まれる高分子成分の in vitro 腸管吸収試験モデルの検討』

    (一財)日本食品分析センター 彩都研究所 機能科学研究チーム 副主任研究員 小泉 慶子

    食品から摂取されたタンパク質や多糖類の一部は、腸管のM 細胞を介して高分子のまま吸収されると言われています。吸収を評価する培養細胞モデルを構築し、コラーゲンペプチドやヒアルロン酸などの吸収率を比較検討しましたのでご報告いたします。

  • 『ビタミン分析における UHPLC-MS/MS 法と微生物学的定量法との比較』

    (一財)日本食品分析センター 大阪支所 ビタミン分析課  西本 沙代

    近年、AOACにおいて調製粉乳中のビタミン定量法として、UHPLC-MS/MS法が公認されました。AOAC法に収載されたビタミンのうち、国内公定法(食品表示基準)に微生物学的定量法が採用されているパントテン酸について、2方法間の比較を行いましたのでご紹介いたします。

  • 『味覚センサーを利用したおいしさの評価技術』

    (一財)日本食品分析センター 名古屋支所 生化学分析課  浜崎 裕也

    食品の二次機能の要素であるおいしさを評価する分析手法として、味覚センサーを用いた味認識装置を導入いたしました。官能評価や成分分析では難しい食品の味を数値化することで客観的かつ総合的に評価する手法です。今回は野菜と食肉の事例をご紹介いたします。

  • 『栄養表示に係る食品表示基準のポイント ~分析に係る課題と制度の変更点の概要~』

    (一財)日本食品分析センター 大阪支所 基礎栄養分析課 主任 塩見 紗綾香

    平成25年に食品表示法が公布、そして平成27年4月に食品表示基準が施行され、この基準の中で栄養成分表示は義務化されました。今回は、食品表示基準に取り決められた栄養表示に係る従来ルールからの変更点と分析に係る課題についてご説明いたします。

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