基礎講座、講演会

第10回 講演会

日時
2012年11月21日
場所

主婦会館プラザエフ クラルテ(地下2階)

参加費用
講演テーマおよび講師
  • 『アクアガスの加熱機構と食品加工技術への応用』

    (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品工学研究領域 製造工学ユニット 五月女 格 氏

    過熱水蒸気は放射伝熱や凝縮伝熱による高い熱伝達特性や、低酸素雰囲気加熱が行えるなどの利点を有することから盛んに食品加工に利用されるようになってきた。食品総合研究所では過熱水蒸気による食品加工の利用 を広げるため、微細水滴を含んだ過熱水蒸気(アクアガス)による食品加工システムの開発を行ってきた。今回は、アクアガス発生装置やその制御方法など、加工システムについて、また、アクアガスによる野菜のブランチングや殺菌処理などの例について紹介する。さらに最近のアクアガス利用例などについても紹介する。

  • 『生食用野菜等の安全性確保』

    北海道大学大学院 海洋応用生命科学部門 安全管理保障科学分野 教授 一色 賢司 氏

    日本人は昔から野菜を積極的に生食していたとは思えない。栽培には人糞等を用いていた。生食は終戦後に化学肥料が普及してからである。今年、死者8名、患者数170名に及ぶ0157食中毒が北海道で発生した。浅漬けが原因であった。漬物はご先祖が苦労して開発した保存食であるが、浅漬けは大型の食中毒も起こしてきた。
    生食には農場から食卓までの衛生管理のバトンタッチが必要である。国民が、O157のような微量感染を起こす病原体がいることを知り、忘れないことをバトンタッチしていくことも必要と思われる。

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