基礎講座、講演会
第11回 講演会
- 日時
- 2011年11月22日
- 場所
-
アクロス福岡 国際会議場(4F)
- 参加費用
- 講演テーマおよび講師
-
-
『飼料の有害物質混入防止ガイドラインの概要と対策』
(財)日本食品分析センター 東京本部 顧問(前(独)肥飼料検査所 本部 飼料鑑定第一課 課長)農学博士 石黒 瑛一
本ガイドラインは、平成20年3月10日付けで制定され、既に3年経過したところです。ガイドラインは、我々の食生活に必要な畜産物の生産に使用される家畜用飼料に有害物質が混入することを未然に防止するため、飼料の輸入業者、製造業者などの関連業者が遵守すべき管理の指針を示したものです。我が国は、飼料原料の大半を海外からの輸入に依存しており、このため、海外における穀物や飼料原料の生産から輸入、保管、製造のフィードチェーンの各段階で対策が必要となります。
(独)農林水産消費安全技術センター(FAMIC)における有害物質のモニタリング結果もかなりのデータ数が集積されてきました。本講演では、FAMICの有害物質のモニタリング結果を解説するとともに、どのような項目が問題となるかをご説明し、各企業でどのような項目について優先的に管理すべきかをご紹介したいと考えています。 -
『放射線・放射能の基礎と食品の放射能汚染』
(財)日本食品分析センター 多摩研究所 衛生化学部 部長 農学博士 野村 孝一
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故は多大な放射能汚染をもたらしました。ほうれん草等の葉物野菜に始まり、牛乳、水道水、魚介類、茶葉、きのこなど次々と暫定規制値を超える食品等が見つかっています。これに伴い、農畜水産の生産現場から始まって加工食品の製造・流通、また末端の消費者の間で非常に深刻な不安・心配・混乱が生じています。極めて多くの方々が放射能に翻弄されています。3.11以降、まさに世界観が一変してしまいました。このような状況下で求められているのが、放射線・放射能に関する正しい知識と、正しい情報です。
本講演では、放射線・放射能の基礎とともに食品の暫定規制値の考え方及び食品汚染の測定について解説します。
-
- 申込方法
- 申込締切
- お問合せ先