基礎講座、講演会
第8回 講演会
- 日時
- 2011年07月28日
- 場所
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東京大学 弥生講堂 一条ホール
- 参加費用
- 講演テーマおよび講師
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『食品の国際基準策定機関(コーデックス)の動きと日本へのインパクト』
農林水産省 消費・安全局 消費・安全政策課 課長補佐(国際食品規格班担当) 近藤 喜清 氏
食品の安全に関する各国の衛生措置は、食品の国際基準策定機関であるコーデックス委員会が策定した、食品に含まれる添加物、汚染物質(重金属等)、農薬、動物用医薬品、毒素(マイコトキシン等)、有害微生物等に関する基準、指針及び勧告に基づいてとることが、国際貿易機関(WTO)の衛生植物検疫措置の適用に関する協定(SPS協定)により求められています。 今講演では、コーデックス委員会の仕組みや主な議論の動向を紹介し、食品業界に与え得るインパクトについて考察します。
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『食品中の放射性物質の動向 -私たちはどう対応すべきか-』
秋田大学名誉教授 滝澤 行雄 氏
今回の原発事故における放射性物質の排出は、これから長期にわたる食品や環境に影響を及ぼし続けることが想定される。チェルノブイリ原発事故では各国とも輸入食品を介した体内被曝によるリスク評価とともにリスク管理の対応が要請された。ここに、チェルノブイリ事故の調査情報等をもとに、食品中の考慮すべき放射性核種、各種被曝経路に関する誘導介入レベル、食料汚染時に国際貿易の規制に用いられる食料放射能濃度基準値などを鳥瞰し、今後の食品関連業界への対策に供したい。
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