基礎講座、講演会

第15回 講演会

日時
2010年12月06日
場所

ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)

参加費用
講演テーマおよび講師
  • 『食品のマイコトキシン汚染ならびにマイコトキシン中毒症』

    至学館大学名誉教授 河合 清 氏

    真菌(かび)類はチーズ、酒類、味噌・醤油等多種類の食品の醗酵に関与する身近な存在として知られていますが、反面、人や動物に重篤な感染症(マイコーシス)を起こしたり、有害な二次代謝産物(マイコトキシン)を作るカビも存在します。人類は地球上に出現して以来カビ類による健康被害を被ってきました。そして地球気候の温暖化が進行しつつある今日および将来においてカビ類による健康被害は益々進行することが危惧されています。本講演ではカビ類により産生されるマイコトキシンに焦点を絞り、歴史的なマイコトキシン中毒症(マイコトキシコーシス)、著名なマイコトキシンの構造および毒性、またそれらの食品汚染の実態について紹介いたします。

  • 『食品の安全性評価~健康食品を中心として~』

    (財)日本食品分析センター 千歳研究所 安全性試験課 課長補佐 長崎 健一

    健康食品は濃縮等の工程を経ることにより個々の製品の成分の偏りが生じ、必ずしも確認された有効性、安全性レベルが確保されない可能性があります。より品質が高く安全な製品を提供していくことに着目し、『安全なものを提供していくために推奨されている製造工程管理(GMP)の概要』、『具体的な安全性試験の種類とその概要』について紹介いたします。

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