基礎講座、講演会
第13回 講演会
- 日時
- 2009年12月02日
- 場所
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はあといん乃木坂(健保会館)
- 参加費用
- 講演テーマおよび講師
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『n-3系脂肪酸と炎症のメタボロミクス』
東京大学大学院薬学系研究科准教授/JSTさきがけ 有田 誠 氏
エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)に代表されるn-3系脂肪酸には抗炎症作用があることが古くから知られているが、その分子機構の解明は遅れている。我々はこれまでに、LC-MS/MSを用いたn-3系脂肪酸由来の代謝物の包括的メタボローム解析から、レゾルビン、プロテクチンなどの抗炎症活性を有する新規代謝物を見いだしてきた。本講演ではこれら新規代謝物の同定に至った経緯について、さらに病態代謝研究におけるメタボロミクスという新技術の有用性について紹介したい。
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『電解水の現状と今後の更なる利用』
財団法人機能水研究振興財団 常務理事・事務局長 堀田 国元 氏
平成14年に食品添加物に指定された酸性電解水(次亜塩素酸水)は、人にも環境にもやさしく効果的な殺菌料として食品分野の衛生管理に有効使用されている。電解水による手洗い法が、2009年度食品衛生指導員巡回指導資料(日本食品衛生協会)に掲載されたことに見られるように今後の普及が大いに期待されている。講演では、酸性電解水の殺菌力および安全性に関する科学的基盤、実使用上のキーポイント、将来展望について述べる。
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