基礎講座、講演会

2024年講演会

総会・第1回講演会(ハイブリッド開催)

■日時:2024年03月26日

■場所:主婦会館プラザエフ スズラン(9階)及びWeb開催

  • 『2023年度 総会』

    議題
    1 2023年度事業報告、収支決算報告承認の件
    2 2024年度事業計画、収支予算案承認の件
    3 本会の運営に関する件

  • 『食品ロス削減における包装の役割と今後の展開』

    日本女子大学 家政学部 食物学科
    食品学・食品包装学研究室
    准教授  北澤 裕明 氏

    食品ロスの削減において包装は不可欠なものですが、これからは環境負荷も勘案したうえで適正化を図っていくことが重要となります。本講演では、幾つかの食品を例に主要な品質項目とその劣化防止における要点について解説します。なお、食品ロスの削減に関しては包装の一次機能である保護性が主にその役割を担ってきたと考えられますが、二次機能(便利性)や三次機能(情報伝達機能)が果たせる役割についても併せて考えてみたいと思います。

  • 『新たな食品表示制度の検証と今後の課題』

    公立大学法人 宮城大学
    名誉教授 池戸 重信 氏

    今年は消費者庁が設立して15年、食品表示法が制定されて11年目を迎える。これまでの間、同法に基づき各種の新たな施策が展開されてきたが、経過措置期間を終え、またコロナ禍も落ち着いてきた現在、本制度に対する評価が問われている。本講では、新たな食品表示ルール等に対する消費者の理解度や事業者サイドの対応状況等を検証とともに、消費者庁の懇談会の検討状況等も踏まえ、残された課題及び今後の食品表示制度の展開方向を予測する。

  • 『情報交換会』

    スイセン(8階)

2023年度 第2回 一般財団法人日本食品分析センター講演会/食品品質保持技術研究会共催

■日時:2024年02月19日

■場所:大阪産業創造館 4階イベントホール

  • 『ハロゲン類の分析について』

    (一財)日本食品分析センター 彩都研究所 無機分析課 副主幹研究員 野元 周子

    近年,工業界でハロゲンフリーという言葉をよく耳にします。ハロゲンとは主に第17族の元素
    を指しますが,これらは食品中にも存在し,人間の生活と成長に欠かせないものもあります。
    今回,ほかの無機元素とは異なる特徴を持つハロゲン類(フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)の定量法に
    ついてご紹介します。

  • 『食品や素材の機能性を評価する ~培養細胞を用いた試験~』

    (一財)日本食品分析センター 多摩研究所 安全性試験課 主任 鈴木 美そら

    食品には栄養,嗜好だけではなく,健康の維持や向上に関与する生理機能,いわゆる三次機能を
    有するものがあり,特定保健用食品や機能性表示食品が知られています。今回は食品や素材にどの
    ような機能性があるのか,培養細胞を用いて調べる手法をご紹介します。