基礎講座、講演会
2020年講演会
今後開催予定の基礎講座、講演会等につきましては、「最新の講演会等ご案内」をご覧ください。
第2回Web講演会
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『食品への昆虫侵入経路解明及び昆虫混入の防止に向けての取組』
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門
食品安全研究領域食品害虫ユニット
ユニット長 宮ノ下 明大 氏食品への昆虫混入は、食品倉庫や加工工場での対策が話題となることが多いが、原料貯蔵から食卓まで全ての過程で発生する可能性がある。本講演では、製品として出荷した後に発生する昆虫混入への防止技術を紹介したい。
市販のオーバーラップ包装したチョコレート製品、シュリンク包装したカップ麺製品等に対するノシメマダラメイガ幼虫の侵入経路を明らかにし、その侵入防止法を示した事例を説明する。また、柑橘精油由来のコクゾウムシ忌避物質を含むフィルムの開発を紹介し、食品包装と昆虫忌避剤を組み合わせた混入防止技術を考察する。 -
『食品産業における水資源の有効活用に向けた取組の現状と課題』
一般財団法人 造水促進センター
専務理事 大熊 那夫紀 氏SDGsの達成と併せて議論されるなど世界の水問題は、企業にとっても重要課題である。また、企業の水リスクは事業継続性の観点からも重要なキーワードとなっており、CDPウォーターにおいても評価され、企業における水資源の有効活用は、製品のウォーターフットプリントなどで数値化されている。ここでは、食品産業における水使用状況を紹介し、用水処理、排水処理、再利用にターゲットを絞り、事例を中心として、食品産業における課題と今後の展望をまとめる。
総会・第2回 講演会(主催)⇒ 中止とさせていただきました
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『2019年度 総会』
議題
1.2019年度事業報告、収支決算報告承認の件
2.2020年度事業計画、収支予算案承認の件
3.本会の運営に関する件 -
『食品への昆虫侵入経路解明及び昆虫混入の防止に向けての取組』
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門
食品安全研究領域食品害虫ユニット
ユニット長 宮ノ下 明大 氏食品への昆虫混入は、食品倉庫や加工工場での対策が話題となることが多いが、原料貯蔵から食卓まで全ての過程で発生する可能性がある。本講演では、製品として出荷した後に発生する昆虫混入への防止技術を紹介したい。
市販のオーバーラップ包装したチョコレート製品、シュリンク包装したカップ麺製品等に対するノシメマダラメイガ幼虫の侵入経路を明らかにし、その侵入防止法を示した事例を説明する。また、柑橘精油由来のコクゾウムシ忌避物質を含むフィルムの開発を紹介し、食品包装と昆虫忌避剤を組み合わせた混入防止技術を考察する。 -
『食品産業における水資源の有効活用に向けた取組の現状と課題』
一般財団法人 造水促進センター
専務理事 大熊 那夫紀 氏SDGsの達成と併せて議論されるなど世界の水問題は、企業にとっても重要課題である。また、企業の水リスクは事業継続性の観点からも重要なキーワードとなっており、CDPウォーターにおいても評価され、企業における水資源の有効活用は、製品のウォーターフットプリントなどで数値化されている。ここでは、食品産業における水使用状況を紹介し、用水処理、排水処理、再利用にターゲットを絞り、事例を中心として、食品産業における課題と今後の展望をまとめる。
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『情報交換会』
スイセン(8階)
第1回講演会(共催)
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『異臭原因物質の高感度分析~抽出法の重要性について~』
彩都研究所 試験研究部 分析化学課 北川 未来
様々な異臭分析を行っていると,ヒトの鼻ではにおいが感知できても,機器分析における検出が困難なほど低濃度の異臭成分に出会うことがあります。本講演では,閾値がpptオーダーよりさらに低濃度のビタミン臭について,抽出法を工夫することで原因物質を明らかにできた事例をもとに,異臭分析における抽出法の重要性についてご紹介します。
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『時計遺伝子発現解析試験でみる体内時計の調節作用』
多摩研究所 安全性試験部 安全性試験課 小田しおり
体内時計は睡眠,ホルモン分泌をはじめとした様々な生体機能を制御していることが明らかとなり,健康・機能性の観点から高い関心を集めております。そこで,弊財団では今年度より「時計遺伝子発現解析試験」の受託を開始しました。本講演では本試験の原理から実際の試験例まで幅広くご紹介します。
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『植物由来の生理活性物質単離と機能解明へのアプローチ~抗動脈硬化を例として~』
彩都研究所 研究開発部 機能科学研究チーム 主任 井出 将博
天然物由来の生理活性成分の探索は古くから盛んに行われており,また,植物由来の素材は食経験のあるものが多く,食品や医薬品として多数利用されています。そのため天然物の生理活性物質の単離同定・評価法は医薬,栄養,食品科学上の重要な手技の1つです。今回は抗動脈硬化作用をターゲットとした植物由来成分の単離プロセスについて一例を挙げてご紹介します。
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『もっと知りたい!ビタミン分析~バイオアッセイとHPLC法の特徴~』
大阪支所 栄養科学部 ビタミン分析課 林 幸恵
食品表示基準ではビタミンB群6成分について微生物学的定量法が推奨されていますが,含量によっては高速液体クロマトグラフ法でも分析が可能です。今回は,分析方法の選択に役立つ,両分析方法の特徴と適用サンプルについてご紹介します。
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『機能性関与成分(アントシアニン)の具体的検査事例』
彩都研究所 基礎栄養部 機能成分分析課 伊藤 英伸
機能性表示食品制度は開始から5年が経過しようとしていますが,その受理数は2000品を超え,市場は飛躍的に拡大しています。本講演では,弊財団で,多数の分析実績がある機能性関与成分の中からアントシアニンを例として検査方法をご紹介致します。
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『食品分析の現場における核磁気共鳴スペクトルの利用について』
多摩研究所 試験研究部 チーフエキスパート 加藤 毅
核磁気共鳴スペクトル(NMR)法は,食品成分の識別と定量に長けた非破壊分析法です。NMR法の特徴を効果的に活用することで,弊財団では,汎用機器分析法が苦手とする領域を補完し,適用範囲の拡張による総合的な食品分析サービスの向上を目指しています。本講演では,食品分析におけるNMR法の適用事例についてご紹介します。